（写真：AFP/ TTXVN）

両首脳はこれまでに国際会議の合間に２回顔合わせし、８回にわたり電話会談を行っているものの、正式な会談は今回が初めてです。

米ホワイトハウスは声明で「両首脳は米ロ関係および多岐にわたる国家安全保障問題について協議する」と明らかにしました。ロシア政府も同様の声明を出しました。

トランプ大統領は７月１１─１２日に開かれるＮＡＴＯ＝北大西洋条約機構首脳会議（サミット）に出席し、英国を訪問後、プーチン大統領との会談に臨む見通しです。

イギリスなどの米同盟国がプーチン大統領の孤立化を望む一方、ウクライナをはじめとする国々は、トランプ大統領のプーチン氏に対する過度に友好的な態度に警戒をあらわにしています。これら諸国が米ロ首脳会談の開催に不快感を示す可能性があります。

さらに、トランプ大統領のＮＡＴＯへの関与およびドイツやカナダといった古くからの同盟国との貿易摩擦を不安視する声もあるため、米ロ首脳会談が不安感を助長する公算も大きいです。